秋の気配がし始めると、ティータイムのお菓子も少し装いが変わってきます。秋のスィーツにはりんごが欠かせませんね。思い立ったらすぐに作って食べれるりんごを使った「アップルクランブル」はいかがですか?
「アップルクランブル」は20世紀に入ってからイギリスで生まれたそうですが、もはや秋の定番とも言えるスイーツ。アップルパイのように生地に手間がかかることもなく、りんごも生のまま使うので、食べたいときに作れます。
心も温まる素朴な家庭の味をどうぞお試しください。
寒冷なイギリスでは、りんごはゆっくりと芳醇な香りを内に閉じ込めていきます。
田園地帯に行けば庭には必ずと言って良いほど、庭にはりんごの木が植えてあり、10月21日は「りんごの日」と定められていて、各地でお祝いのイベントが企画されるほど、イギリスで最も愛されている果物です。
イギリス人のお気に入りのりんごはいくつかありますが今回は「ブラムリー」種を使用。
生食ではなく調理する事を前提としたクッキングアップルで酸味が強く、加熱すると果肉は簡単にとろけます。
日本でも生産地はごく限られていますが作られていて、独特の風味は熱いファンに支持されています。
作り方はとてもシンプルですが、ふつふつと煮え立つ林檎にシナモンの香りがマッチして、秋のティータイムを豊かに彩ってくれます。
そうそう、食べる時は、ぜひ熱々のクランブルにバニラアイスクリームを添えて。格段に美味しさがアップします。